アロマテラピー初心者の「生活に役立つシンプルで効果的な楽しみ方」8選

こんにちは。

近頃は、洗剤や柔軟剤にも天然アロマの香りがよく使われており、アロマはとても身近な存在ですね。ですが、いざ「アロマテラピー」という言葉を聞くと、なんとなく専門知識が必要で難しそうなイメージはありませんか?

 

今日はアロマテラピーインストラクターの視点から、アロマ初心者の方のために押さえておきたい基礎知識と、生活に役立つシンプルで効果的な楽しみ方を、私の体験を交えてお伝え致します。

 

初心者さんに最初に覚えて欲しい!精油とアロマオイルの違い

アロマといえば「精油」「エッセンシャルオイル」「アロマオイル」と様々な呼び方があります。ここでご注意いただきたいのは「アロマオイル」です。

 

植物から抽出したアロマは、日本語では精油(せいゆ)、英語でエッセンシャルオイル(essential oil)と呼びますが、アロマオイル(Aroma oil)とは、精油だけではなく化粧品や香水に使用される合成香料を含んだものを指し、別名フレグランスオイル(Fragrance oil)、フレーバーオイル(flavor oil)と呼ばれる場合もあります。

 

100%天然ではない合成香料の場合、精油と違い、精油のような効果効能を期待することはできません。良い香りがする、という点では同じですが、効果効能を求めて精油を購入する場合、必ず「精油」「エッセンシャルオイル」とラベルに記載されているかどうかを確認してください。

 

アロマを仕事にしているプロの方でも、よく確認せずお店で合成香料が入ったアロマオイルを購入してしまい、自宅に戻って使用してから香りの違いで気づく…ということもあるんですよ。

 

 

シチュエーション別、初心者さん向けの楽しみ方

それでは、初心者向けアロマテラピーの楽しみ方からご紹介したいと思います。生活に取り入れやすいように、どんなシチュエーションで、どんな風にアロマテラピーを実践していただくと効果的かをお伝えします。

材料の用意が容易で、作り方が簡単なものを表した「オススメ度」をつけましたので、そちらも参考にしながら読んでみてくださいね。

 

疲れた時や癒されたいと感じた時のアロマテラピー ~お気に入りのマグカップで気分にあわせて芳香浴~

初心者さんオススメ度 ★★★★★

 

《用意するもの》
・マグカップ
・お湯
・お気に入りの精油 3滴

 

専用のアロマポットやアロマディフューザーは使用せずに、ご自宅で一番簡単に楽しめる方法といえば、マグカップにお湯を注ぎ、そこに好きな精油を3滴垂らす芳香浴。お湯の湯気とともに、精油が揮発してアロマの香りがお部屋に広がります。乾燥している時に、蒸気浴としても楽しめるので、特に秋~冬の時期に効果的でオススメの楽しみ方です。

 

マグカップでアロマテラピーを楽しんだ後は、マグカップのお湯を間違えて飲まないように、気をつけてください。またペットや子供が間違って飲んでしまう可能性があるため、マグカップ芳香浴を終えたらすぐにお湯は捨てるようにしてください。

 

疲れた時や癒されたいと感じた時のアロマテラピー ~自宅にある塩と混ぜて簡単バスソルトで全身浴~

初心者さんオススメ度 ★★★★☆

 

《用意するもの》
・天然塩(食塩でも可)50g
・お気に入りの精油 4滴

 

自宅にある塩と精油を混ぜるだけでできる、簡単バスソルト。天然のアロマの香りをお風呂でゆったりと楽しむだけではなく、お塩と精油の効果で体を温めてリラックスできます。仕事や家事で疲れた体の血行を良くし、こわばった筋肉の疲れや、むくみを軽減します。また、天然塩や、デッドシーソルト(死海の塩)、ピンクソルト(ヒマラヤ岩塩)などが手に入るようであれば、そちらと使うとより効果的です。

 

夏はクールダウンするミントの精油を使用すると湯上りがさっぱりします。冬は、柚子やオレンジなど体の芯から温まる精油を選ぶことがオススメです。さらに保湿をしたい場合は、はちみつや牛乳を少し入れるとお肌がしっとりと潤いますよ。

 

疲れた時や癒されたいと感じた時のアロマテラピー ~パートナーとのリラックスタイムに、コミュニケーションのためのオイルマッサージ~

初心者さんオススメ度 ★★★☆☆

 

《用意するもの》
・植物性のマッサージオイル(スイートアーモンドオイル・ホホバオイルなど)30ml
・お好みの精油4~6滴

 

※注意点
・精油は直接肌につけると刺激が強いため、オイルを容器に入れて精油を混ぜてから、肌の上に乗せるようにしましょう。

アロマテラピーは自分が癒されるだけではなく、大切な人とのコミュニケーションにも効果が期待できます。お好みの精油をマッサージオイルに混ぜ、例えば足などの疲れている場所にオイルを塗布し、気持ちいいと感じる力加減で撫でさすります。

マッサージというと、技術やテクニックが必要と考えてしまいますが、手の暖かい温度や精油の香りと効果、そしてパートナーを癒したいというお互いの気持ちが体と心をリラックスに導きます。

 

触れることにより癒されるセラピーを「タッチセラピー」と呼び、こうしたマッサージオイルを使ったコミュニケーションは、大切な人との絆を深めることに役立ちます。

 

 

体調管理・風邪予防のためのアロマテラピー~使い捨てのマスクにアロマを垂らして風邪予防~

初心者さんオススメ度 ★★★★★

 

《用意するもの》
・使い捨てマスク
・精油1滴(ユーカリ、ミント、フランキンセンス、サイプレス、など)

 

花粉症の季節や咳が出る時は、使い捨てマスクを毎日のように使います。最近は薬局でアロマの香りがするマスクが販売されていますが、簡単にアロママスクを作ることができます。

 

マスクの下側(顎にあたる部分)に1滴だけ精油を垂らし使用する。それだけで香りがダイレクトに鼻から入ってきて、精油の香りを楽しめます。1滴以上精油を垂らすとかなり強い香りがしてむせてしまう可能性があるのため、精油は1滴までにしてください。また1滴でも香りがキツイと感じる方は、無水エタノールを購入し、少量(5mlほど)の無水エタノールに精油(4~6滴)を垂らし、ミネラルウォーターもしくは精製水(30ml)で薄めてスプレーボトルに入れ、シュッとひと吹きマスクにかけて使用することがオススメです。

 

花粉症に良いとされる精油といえば、喉の痛みを軽減し痰を排出しやすくなるユーカリ、鼻や喉の炎症をやわらげるミント。また咳がひどい時は、フランキンセンスやサイプレスなどが効果的です。

 

 

体調管理・風邪予防のためのアロマテラピー
~手を洗うのが楽しくなるオリジナルアロマハンドソープ~

初心者さんオススメ度 ★★★★☆

 

《用意するもの》
・無香料のハンドソープ 100ml
・精油(風邪予防にはティートリー、ユーカリ、ラベンダーなど) 5滴~10滴

 

インフルエンザなど、風邪が流行る時期には予防のために手洗い・うがいが大切。それがわかっていても、なかなか習慣にするのは難しく「面倒くさい」と思ってしまいますよね。そこで、アロマテラピーが活用できます。無香料のハンドソープににお好みの精油を入れ、手洗いが面倒な作業ではなく「いい香りが楽しめる作業」に切り替えると、家に帰ってきたらまず手を洗いたい!という気持ちになります。

 

アロマハンドソープの場合、専門店で購入すると高額なものもありますが、自分で作るととてもリーズナブル。子供がいる家庭でも、子供が好きな精油を選べば楽しい手洗いタイムになります。殺菌や風邪予防の効果を特に重視したい方には、ティートリー、ユーカリ、ラベンダーなど風邪予防に適しているアロマを好きな精油にブレンドすると、より効果が期待できますよ。

 

仕事に役立つアロマテラピー~シャキッと目覚めて集中力アップ!朝のシャワーで芳香浴~

初心者さんオススメ度 ★★★★★

 

《用意するもの》
・精油(ローズマリー・レモングラス・グレープフルーツ等)

 

時間があまりなく朝シャワーで済ませるという方は、お風呂場の蒸気を生かした芳香浴がオススメです。方法はシンプルで、シャワーに入る時に、お風呂場の床に精油を垂らすだけ。シャワーで床が温まり、蒸気が上がってくると、アロマオイルが揮発してお風呂場全体がアロマの香りに包まれます。すぐにシャワーのお湯で流れてしまわないように、シャワーがあたりにくい端の方に垂らしておくことがポイント。頭脳明晰作用(ローズマリー)、集中力アップ(レモングラス)、リフレッシュ作用(グレープフルーツ)の効果が期待できる精油を使用すると、朝からすっきりと目が覚め、その日の仕事がはかどりやすくなります。

 

仕事に役立つアロマテラピー~目の疲れを軽減するアロマホットタオル~

初心者さんオススメ度 ★★★★☆

 

《用意するもの》
・薄手のタオル
・好みの精油 1~2滴

 

PCやスマホなどを使っていると、目が疲れやすく、ひどくなると眼精疲労による頭痛が起こることさえあります。目が疲れたと感じた時は、洗面器にお湯(お風呂に使用する40度くらいのお湯)を張って、タオルをひたしてさらに精油を垂らし、しばらく馴染ませたら絞ります。するとタオルに精油が染み込んで、良い香りのホットタオルが出来上がりです。それを目の上に乗せ、目をじんわりと温めてください。目の疲れを軽減し、目の下のクマなどの改善にも役立ちます。

 

もしタオルがぬるくなったら、今度はラップにくるんで電子レンジで1分温めるとまた使用できます。ホカホカで優しい香りのタオルは、目だけではなく、肩こりや腰痛など疲れた部分にあてれば温湿布としても活躍します。

 

 

アロマテラピー初心者のための精油の使い方と5つの注意点

アロマを楽しくするためには、注意点を知ることも重要。アロマを使った後に体調が悪くなったり、肌が荒れてしまったりしないよう、しっかりポイントを押さえて使用しましょう。

 

・精油の香りを試すときは、直接鼻を瓶のに近づけて嗅がない

精油を購入する時、様々なアロマの香りを試すと思いますが、香りをかぎすぎて頭痛がしたり、どの精油がどんな香りかわからなくなることはありませんか?精油は天然の成分を凝縮したもの。少量でかなり強く芳香しますので、瓶の蓋を開け、直接鼻を近づけて香りを嗅ぐことはオススメできません。

学生の頃、理科の実験をするときに、薬品の香りを確認するときは手であおいでから香りを嗅ぐと教わった記憶はありませんか。精油も同じよう香りを嗅ぐと、鼻が疲れたり頭痛を避けることができます。

 

・精油を直接肌に塗らない

精油は天然成分が凝縮されていてとても刺激が強いため、お風呂に直接精油をたらして入浴して、肌にピリピリした刺激を感じた経験がある方もいるのではないでしょうか。精油を直接肌に使用すると、刺激が強すぎるので、肌に使用する場合は必ず植物性のマッサージオイル等で希釈して使用してください。
・高温多湿は避け、直射日光はNG。子供の手の届かない場所で保管する。

 

アロマテラピーに使用される精油は、必ず青や深緑や茶色の遮光瓶で販売されています。精油は天然100%の成分でできているため、防腐剤や保存料は一切入っていません。そのため直射日光はNG。日光をたくさん浴びると早く劣化してしまいます。また精油は揮発しやすい性質もあるため、温度が高い場所にの保管もNG。一番ベストなのは、冷暗所での保管です。そして、精油は飲食物ではないため、まちがえて口の中に入れてしまわないよう子供の手の届かない場所で保管してください。

 

・子供に使用する時は低濃度で。妊娠中や既往症、アレルギーがある人は専門家に相談してから使用を。

 

大人に比べて子供は体が小さく臓器も未熟なため、精油の成分が呼吸器や皮膚から体に吸収された後、体内でうまく分解できず、かえって体調を崩してしまう恐れがあります。使用量は大人の半分以下~3分の1程度にしましょう。

 

また精油によっては、ホルモンバランスに影響があったり通経作用があるものもあるため、妊娠中に使用できる精油は限られます。病気や怪我などの既往症がある方や、キク科やシソ科の植物アレルギーがある方が使用する際にも注意が必要です。

少しでも不安なときは、専門家やお医者さんに相談してから使用するようにしましょう。

 

おわりに

アロマ初心者の方でも簡単にできる楽しみ方をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

 

私がアロマテラピーを生活に取り入れる前は、イライラしたり落ち込んだり感情の波に振り回される時間が多かったのですが、日々アロマを使用していると、以前よりも落ち着いてリラックスしながら様々なことに取り組めるようになりました。

 

みなさんもぜひ今回の記事を参考に、毎日を穏やかに楽しく過ごすため、精油を効果的に使ってみてくださいね。