なぜに日本の労働生産効率は低いのか?

日本人は、自分たちは未だに経済大国だと思っているが、実はもうすでに先進国の中では落ちこぼれてきていて、労働生産効率という意味では、先進国の中で最低である。労働生産効率とは時間あたりの生産力のことである。要するに、日本は働いている時間は長いけど、生み出している富は少ないということである。働いても、働いても生活は楽にならずである。

 

なぜ、日本はこんなに労働生産性が低いのだろうか?理由は2つある。

 

一つは、日本中をはびこっている形式主義である。もう一つは、日本特有の客第一主義である。それぞれについて説明しよう。

 

日本は、他の国に比べて圧倒的に形式主義である。例をあげよう。常識で判断できることまで、全てにマニュアルを作り、異常に分厚いマニュアル本ができる。教育現場で、生徒の個性を無視して、画一的な教育をするなどある。何かを提案してもたくさんのハンコが必要などなど。実際に生産に回っていない余分ば仕事に大きなエネルギーを使っているのである。

 

また生産労働率を落とすもう一つの原因が客第一主義である。お客様は神様であるという考え方である。外国では、お客様は神様ではないし、店も客も対等な立場で、お客にそんなに親切ではない。一見する客第一主義は良い考えに思えるが、実はこれはコインの裏表である。つまり客を神様にするとうことは、商売する方は奴隷になるわけである。

 

日本で、お客の苦情に過剰に反応して、完璧対応しようとすると、あらゆる場合に対応するようにエネルギーを使わなくてはいけなくて、効率が悪くなる。大体のサービスは、完璧でなくても8割OKであれば、だいたいことは回っていくのである。それを100%の完璧なサービスをしようとすると、かけたエネルギーに対して、付加された生産量が少なくなり労働効率が落ちる。

 

日本の労働生産性の低さは文化に由来しているので、なかなか改善するのは難しい。それぞれの個人が、自分の仕事を見直してみると良いであろう。